【自作フロートリグの使い分け】フローティングタイプとシンキングタイプの特徴と太刀魚問題対策

自作釣具
公開日: 2022/11/17

ワイヤーを使うと飛距離が落ちる

こんにちは、ぽちゃさんです。
誰も興味のないオッサンのブログにお付き合い頂きありがとう。

前回フロートリグの自作方法をフローティングタイプシンキングタイプに分けて説明しました。

フローティングタイプでも、中通しオモリを使って沈めることは出来るので、シンキングタイプは必要ないのでは?と思いがちですがそうとは言い切れません。

使い始めて判った太刀魚問題もありますので、どういう場面で使い分けているかを説明します。

目次

自作フロートリグの特徴

ラインが絡むことが多い

自作フロートリグの特徴?かどうかは分かりませんが、フロートリグとジグヘッドまでのリーダー(ハリス)がよく絡むんです。

特にシンキングタイプにその傾向が強いですね。

市販品もラインが絡むことがありますので、自作に限らずフロートリグにはラインの絡みが多いのだと思います。

ラインが絡む原因

シンキングタイプを使って、中層やボトム付近を狙う時にフロートをフリーフォールさせるのですが、この時フロートリグとハリスがよく絡みます。

特にシンキングタイプがよく絡むのですが、フロートの沈み方が原因だと思います。

フローティングタイプはフロートが後から沈み、シンキングタイプは先に沈みます。

これが原因でシンキングタイプの方が絡みやすいんだと思います。

フロートリグ沈み方の違い
▲予想:シンキングタイプはハリスと一緒に沈むので絡みやすい。

ライン絡みの対処法

フロートリグの着水と同時になるべく早くラインのスラッグ(たるみ)を取り、テンションフォール(カーブフォール)か、若干引っ張りながら沈めるようにします。

要するに、フロートリグとハリスが直線になっていれば、ラインが絡む心配はなくなると思います。

ハリスは直線が理想
▲ハリスを直線にすると絡まない。

フローティングタイプに最適な場面

潮の流れに漂わす時

アジングなどでリトリーブせずに、潮の流れに漂わせて釣る時があります。

こういう時は、沈まないフローティングタイプを使用しています。

自作フロートリグ
▲フローティングタイプ

また、表層より深いレンジを狙う時はラインが絡みにくいように、フローティングタイプに中通しオモリを使って沈めるようにしています。

特に、潮の流れが複雑な場合は絡みやすくなるので、フローティングタイプが絶対です。

フローティングタイプ+中通しオモリ
▲フローティングタイプ+中通しオモリ

荷物を少なくしたい時

シンキングタイプは用途により、何種類か取り揃えなければなりません。

例えば、4種類のフロートリグを予備も一緒に持っていくと、かなりの荷物の増加になります。

その点フローティングタイプは、1つのフロートリグと数種類の中通しオモリがあれば沈むスピードが調整できるので、荷物が少なくてすみます。

フローティングタイプは荷物が少なくすむ
▲フローティングタイプは1つのフロートと中通しオモリだけ

シンキングタイプに最適な場面

飛距離が必要な時

フローティングタイプに比べて、シンキングタイプの方が飛行中の空気抵抗が少なく飛距離が出ます。

微妙な差しかありませんが、少しでも遠くを狙いたい時にはシンキングタイプを使っています。

フロートリグ飛行姿勢の違い

▲予想:こんな感じで飛んでいると思う

使って判った太刀魚問題

太刀魚がいる時こんな事が

以前、太刀魚のハイシーズンにこんなことがありました。

いつものようにフロートリグでアジングをしていると、ガン!と大きなバイトのあと、かなりの強い引きが続いたと思ったら、急にフッと軽くなり、フロートだけが無くなって帰ってきたことがあったのです。

その後も、何度か同じ経験をしました。

あとで判ったのですが、自作のフロートリグには夜光のスーパーボールを使っているので、太刀魚が興味を持ち食いついてくるみたいなんです。

暗闇で光るフロート
▲暗闇で光るフロート

対策として、太刀魚ワイヤーをフロートの接続に使用するようにしました。

それ以来、太刀魚に噛みちぎられる事はなくなったのですが、これで万事解決とはいかなかったのです。

噛みちぎられずにすむ
▲これで噛みちぎられる事はなくなりました。

フローティングタイプの接続にワイヤーを使うと

フローティングタイプにワイヤーを使うと、飛行中の空気抵抗が増えるためか飛距離が落ちてしまいます。

但し、ラインの絡みは少なくなりました。

ワイヤーを使うと飛距離が落ちる
▲飛距離は落ちるが絡みにくい

シンキングタイプの接続にワイヤーを使うと

ワイヤーを使っても飛距離が落ちることはありませんが、ラインが絡みやすいです。

特に、ワイヤーにはスナップが使われていますので余計に絡みやすくなります。

スナップにも絡む
▲スナップは絡みの原因のひとつ

結局どっちを使う?

飛距離が落ちるが、ラインが絡みにくいフローティングタイプか?

飛距離は落ちないが、ラインが絡みやすいシンキングタイプか?

どちらがいいのか?

ぽちゃさんの場合は、太刀魚が多ければある程度ラインの絡みを覚悟して、シンキングタイプを使うようにしています。

多少ライントラブルが増えるかも知れませんが、スーパーボールを飲み込んだまま生きていく太刀魚の事を思ったら、これがベストですよね。

噛みちぎられなくなった

使い分けのまとめ

説明が長くて混乱してしまうので、簡単にまとめておきます。

ぽちゃさんは、こんな感じで使い分けています。
フロートリグも突っ込んで考えると難しいですね。

それでは皆さん良い釣りを!

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