釣竿の先端が折れたので自分で修理してみた【クロステージCRX-T902MH】

釣具のメンテナンス
公開日: 2022/05/08

こんにちは、ぽちゃさんです。

1年位前になりますが、超お気に入りのロッド、クロステージCRX-T902MHのティップ(釣竿の先端部分)を折ってしまった。
フロートメバリングをしていて、おそらくラインが先端に絡んだままキャストしてしまったのが原因だと思います。

そう高いロッドではないので、もう一本買おうとネットで検索したら何処も品切れ。
実際に釣具屋さんに行っても置いていませんでした。
と言うことで、長期間放置していたのですがダメもとで自分で修理してみました。

ティップが折れた釣竿の修理手順

1)2液性エポキシ接着剤を混ぜ合わせる

接着には2液性エポキシ接着剤を使います。
A液とB液を混ぜるのですが、5分もすれば硬貨してしまうので手早く作業します。
今回のように細かい作業には爪楊枝を使うといいですね。

2)ロッド先端の折れた部分にピアノ線を差し込む

折れた穂先の穴径と合わすと、直径1mmのピアノ線がピッタリでした。
接着面が汚れていると接着が弱くなるので、百均で買った無水エタノールで脱脂します。
そして、ピアノ線を2cmの長さにカットし先端に2液性エポキシ接着剤を塗って差し込みました。

3)先端の接続部分に2液性エポキシ接着剤を塗る

次に、差し込む部分に2液性エポキシ接着剤を塗布してロッドに差し込みます。

差し込み部分だけだと直ぐに外れそうなので、少し多めに外側にも塗布しました。
ちなみに、トップと2番目のガイド位置を合わせ忘れると完成後に悲しい気持ちになりますので、自分で修理を考えている方はご注意を。

4)24時間以上乾燥させて修理完了

あとは乾燥。
気温20度で24時間で完全に固まります。
今の季節だと最高気温が15度前後なので、朝晩の冷え込みを考えて2日間乾燥させました。
乾燥後は手で触るとブヨブヨしてますがそれでOK。
カチカチに固まるのではなく、弾力があるので穂先には合っているのではないかと思います。

修理に使った道具

釣竿修理に関しての備考

折れた釣竿の修理に、よくアロンアルファなどの瞬間接着剤を使うことが多いと思います。
接着力は強力ですが、カチカチに固くなるのが瞬間接着剤の特徴なので、ロッド先端のように湾曲する部分に伸縮性がない接着剤を使うとパキッと外れるか割れててしまうことが考えられます。

なので今回は2液性エポキシ接着剤を使いました。
この接着剤は、強力な接着力があり尚且つ伸縮性もありますので、釣竿のような湾曲する部分には最適だと思います。
ただ、まだ実釣で使用していないので何とも言えませんので、また近々レポートさせていただきます。

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